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2016年02月25日

災害時通訳ボランティア研修に参加しました

こんにちは。Vivaのはるかです。

先月末ですが、岡崎市災害時通訳ボランティアの研修会があり、「支援に役立つ日本語教室」の受講者と一緒に参加をしてきました。
「支援に役立つ日本語教室」は、緊急時や災害時に支援する側になるための知識を日本語を学ぶことを目的に、8月30日~10月25日の全8回行った講座です。
救命救急のことや、第5~7回は、地震や避難所についても学びました電球
http://vivaokazaki0.boo-log.com/e337193.html

「もっと勉強したい!」という受講者の声もあり、1月24日の「災害時通訳ボランティア研修」に更なるスキルアップのために参加をしてきました。
しかも今回の研修は、災害ボランティア支援センター(全国から来るボランティアさんの受付や、必要な場所へ派遣するためのセンター)を運営する社会福祉協議会と合同訓練で、通訳の練習だけでなく、日本人のボランティアさんと一緒に簡単な訓練もあり、とても実践的な内容でした。

まず、災害時通訳ボランティアだけ別室に集まり、電話での通訳訓練を行いました。



災害ボランティア支援センターに助けを求めてきた外国人の通訳をするという設定で、同じ言語が分かる人が複数いる場合は、チームになって電話で話す人、メモを取る人など役割分担して進めました。
日本人の人に対する質問をベースに、災害ボランティア支援センターの方の質問を通訳して伝えるので、専門用語や必ず外国人に聞かなくてもいい質問などがあり、苦戦している場面もありました。

例えば、給水車。文字情報などなく電話で「キュウスイシャ」と音だけ聞いても分かりにくい上、通訳を必要としている人に「キュウスイシャは、水を配ってくれる車のこと」と説明を工夫しなければいけません。

また、日本人は必ず名前の漢字まで聞きますが、外国人はアルファベットで聞いた方は分かりやすいのではないか?
世帯主(これまた外国人にとって、すごく分かりにくいものですが…)を聞く必要はあるのか?など、課題がたくさん出ました。
実際の場面で、必要な情報を効率よく収集するためにも、こういった意見が実際に反映されることを期待します。


そして、通訳の練習の後は、災害ボランティア支援センターでボランティア登録をして、活動をするという訓練をしました。



社協のボランティアコーディネーターの方が、簡単に状況説明や、これからやることを話してくれました。
登録をすませ、活動に必要なヘルメット、マスク、軍手を受け取りに次のブースへ向かいました。
「あっ!」と受講者の1人が驚いているので見てみると、Vivaおかざき!!のメンバーの姿が笑える



彼女は社協のボランティアコーディネーターとしても活動していて、この訓練でもスタッフとして動いていました。
訓練とはいえ、知っている顔がいると、みんな自然に笑顔になります。
本当の災害が起きて心細いとき、知っている人が避難所にいるだけで、どんなに心強いでしょう。
だから、普段から近所の人と挨拶をしたり、顔見知りになっておくことは本当に大切なんだなぁと感じました。

受け取った装備を身に付け、避難所でのテントの組み立てのお手伝いをしました。
ヘルメットは頭が重いし、マスクは息苦しくて、正直作業がしやすいわけではありません。
でも、実際には安全で清潔な場所で作業できるわけではないかもしれないわけです。。。
そう考えると、支援センターが装備を提供してくれるのは、有難いし必要なんだと気づかされました。



みんなで協力してテントを設置することができ、借りた装備を返却して、無事に研修は終了。

受講者からは「まだまだ災害時に使う専門用語で分からないことばがたくさんあって、勉強しなきゃなぁ」と頼もしいコメントがありました。
一緒に参加した日本人も「外国人が大活躍で、万が一の時は一緒に活動できればこんな心強いことはないね!と言っていただけました。

災害は起きてほしくないですが、いざという時に助け合える関係づくりは大切だと、改めて感じた研修でした。
  


Posted by Vivaおかざき!! at 17:15Comments(0)地域日本語教育