地域と日本語教室ってどう関わるの?:第4回市民参加型ワークショップ「岡崎の日本語教育を考えよう」

Vivaおかざき!!

2015年08月05日 07:42

みなさん、こんにちは。ボランティアスタッフのむーです。

昨今、少子化や過疎化などの課題を筆頭に、地域のあり方が見直されています。
これは日本語教室も同じで、近年盛んに日本語教室と地域のつながりをつくるという流れが強くなってきました。
一方で、なぜ日本語教室は地域とつながらなければならないのか?と疑問に思う人も多いとおもいます。

今年度Viva おかざき!!では、地域の日本語教育を考える市民参加型ワークショップ「岡崎の日本語教育を考えよう」が開催され、先日第4回が開催されました。
第4回目は、岡崎市に隣接する豊田市で日本語教育のシステムづくりに取り組んでいる、とよた日本語学習支援システムの北村祐人さんにお越しいただき、その地域と日本語教育の関わりについてお話しいただきました。


とよた日本語学習支援システムは、地域のさまざまな立場・役割の人たちが協働して日本語教育のしくみづくりに取り組んでいます。
それは、行政・企業・NGO/NPOなど多岐にわたります。
こうした協働をもとに地域とつながっていくと、日本語教育が充実すると豊田市の事例やその他の地域づくりのコラムを紹介しながらお話が進みました。
時間中には、日本語学習の動機や日本語教育と地域とのつながりにとって大切なことを、参加者自身が話し合う時間も設けられ、多くの意見交換が交わされました。

日本語教育と地域とのつながりで大切なところとしては、「日本語教室ありきではなく、日本語教室が必要だという意見が出て日本語教室をひらくといった、ニーズや要望を反映した展開が重要」との意見が出されるなど、とても意味のある議論ができたようです。



北村さんが当日使用したスライドはこちらから、閲覧ができますので関心のある方はご覧ください。

また参考資料として下記の資料も使用されました。
日本語教室は地域をつなぐプラットフォームに ―コミュニティデザイナーの山崎亮さんにお聞きしました―
(Ja-net vol.68 スリーエーネットワーク)

次回(8月23日)は、いよいよどのような日本語教育の取組が岡崎に必要が考えていきます。
参加者の人たちからどのようなアイデアが生まれるか楽しみです!!

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